UTMF試走

31日 UTMF試走 33k

ボクは基本的に試走はしない。特に哲学的な理由であるとか、先祖伝来の言い伝えを
かたくなに守る、とかいうのでは全然なく‥

 現地に行くのが億劫
 仮に行くとすると、お金がかかる(一人で行動することが多いので)
 一人で行動すると、慣れない土地(山)で道に迷う可能性大

という、おおよそ、アウトドア的アクティビティを志向する人間とは思えない理由で
試走に行かないのである

からして、”行かない”というより”行けない”という表現が正しいのであり、
状況さえ整えば、それは行くという方向に傾くわけで、アラジンTR部で
試走の話が出てきたときに、飛びついたのはごく自然な成り行きなのでした

ボクを含めたTR部6名で”山中湖きらら”に到着。AM5時。
小雨交じりの寒い朝で、気温は5℃らしいが、それより寒い感覚。
ちなみにUTMF当日、”山中湖きらら”はエイドの一つに設定されており、
(運よく)スタート地点から121.7km走ってくると、当エイドに到着することができる。

utmf_map


本日は、ここからゴールの河口湖までの試走となります。
121km走ってきた後の自分自身の状態は、未体験なので、当日どういう感覚で登るのかは
推し量ることはできませんが、目指すべきゴールまでに、何が待ち受けているのかが
わかっているのといないのとでは大違い
それではスタート。

きらら~石割山
ロードを数キロ走った後、林道を登ります。走ろうと思えば走れそうだけれど、
120kmを越えた状態のボクでは、まず歩くでしょう。
その先、10~15分くらい山道を登って石割神社に到着。
さらに少し走って石割山。

石割山~杓子山
石割山は「忍野高原トレイルレース」のコース上に位置し、ここから杓子山までは
忍野レースを逆走する形になります。だからトレイル素人のボクでもわかる
ここからはアップダウンが続きますが、それほど体力を奪われるようなコースではない。
もちろんUTMF当日、そう思えるかははなはだ疑問です。
そして、それは杓子山手前までの話。
「忍野高原トレイルレース」では杓子山を越えた後、すご~い激下りがありました。
ロープやら枝やらをつかんで、おそるおそる下った記憶があります。
逆走ということは、それが激登りへと変貌するということ‥

案の定、すんごい登り、文字通りよじ登ります。
130kmを走破したカラダで、しかも2日目の夜を迎えたカラダで、この道を進めるのか?
不安です‥。
どうにか杓子山に到着。天気は相変わらず悪く、風も強い。
時折、富士山が顔を出しますが、すぐに隠れてしまう。そして寒い
ファイントラック+ボディーウォーマー+Tシャツ+アームカバー+ゴアのパックライトで
終始走っていましたが、止まると寒かった。

杓子山~富士小学校
長い林道を下って、下界に降り、ロードを数キロ走って富士小学校へ。
この辺りは一人だったら、絶対道に迷っていた
幸いO原さんら、山に明るい方がいらしたので、ここは完全他力本願
だから、いつまでたってもダメなんでしょうが

富士小学校~河口湖
幾分ゆるい登りを登ってピークへ。
これなら、疲れ切ったカラダでもなんとかなりそう
その後、さらに長~い林道を下るらしいのですが、それはパスして、
カチカチ山経由で下山します。
ここからの下りが「チョ~気持ちいい」てな具合のトレイルでした

河口湖駅に到着後、ほうとう食べて、タイ焼き食べて、無事に帰路につきました。
運よく120kmを走ってきた時は、思考能力も体力もかなり落ちていることでしょう。
そうした状態において、これから臨むであろうコースが経験済み、というのは
心理的にも多いにプラスに働くはず。
ご一緒された方々には感謝感謝です

さらに”寒さ”対策について
UTMFは1カ月後ではあるけれど、夜間や、仮に悪天候であった場合の気温は、
現在とさして変わらないかと思われ、個人的な事情として、おなかPPランナー
なので、やはり寒さ対策はそれなりに考えなければならないと思うのでした。

普段のレースでは比較的薄着で動いており、特に寒さも感じないのだけれど、
気温一ケタの状況下では、体感より先におなかがやられるような気がする。
食べ物の選択もさることながら、なるべく暖かい恰好をして、ダメ押しに胃薬でも
飲んでおいたほうがよさそう。これについてもきっちりとした対策が必要であります。

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富士山駅で買ったたいやき。富士山らしい