UTMB2013~その④

 Saint Gervais~Courmayeur

街に降りてから抜けるまでの応援がすごい
沿道で声をかける人、カフェから声をかけてくれる人。

街を抜けると牧草地帯。
走りやすいトレイルを進むが、全トレイルを通してモーモーさん
ウ○チがコロコロしている
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昨年、雨の中を泥だらけになって完走した後、全身がえらく臭かった自分であったのだ
そうだが、理由は完全に判明した
泥の中にもまんべんなくウ○チがシェイクされていたに違いない。

幸い晴れた今回は、土かウ○チかの区別がつきやすい。
しかし油断すると、完全に踏んでしまう、というか160Kも走っていれば何度か踏んでしまうに
違いなく、それでも、回数を減らすべく、注意しながら進む。

 ちなみに牧草地帯を抜け、山道に入ったとしても油断はできない。
なぜなら、今度はアイベックスなる野生のヤギちゃんが、トレイルにコロコロのウ○チを
大量にばらまいているから。

暗くなり、Les Contaminesに到着。
ここは比較的大きなエイドがある。街も大きなせいか、応援がさらにすごい
エイドも充実。パスタが沈んだ温かいスープなどもある。
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しかしこんなチーズ誰が食べるのだろう?
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ここを過ぎると、本格的に登り。
うんざりするような直登があったり、はるか先のヘッドライトまで見通せる長い登りがあったり‥。
昨年はこの辺りは雪で、身の危険を感じたが、今年はミッドウェアを着ていれば、
ほとんど問題ない
とにかく心拍計は外してしまったのだから、自分の感覚を信じて、ペースを決めていくしかない。
嫌いな登りであるわけで、そこそこ心拍が上がってしまい、それに反しペースは他の人より
遅いのは仕方ないとして、イーブンペースだけは刻んでいこうと心がける。
そして案の定、ダダ抜かれ

でも、ガマンガマンで登り切る。
やっと下りだと安心してたら大間違い、登りが長かった分、下りも長い
しかも結構、きつい斜度の場所もある。
なるべく、脚を使わないようにと心がけるが、スピードを落とそうと踏ん張ったりすると
太ももへのダメージがダイレクトに感じられる。
石というか岩というか、みたいのもゴロゴロしていたりするので神経も使う。

暗かったせいもあり、Courmayeurまでは、ほぼ同じ流れ。
平坦なところはなるべく走り、登りは我慢して息使いに注意しつつペース維持、
下りは転ばないように慎重に。
それほど疲れも感じず、淡々と歩を進める(ように感じていた。少なくともこの時は)

ちなみにUTMB2011でLac Combalのエイドを出発した横山さんとカメラマンさんの
やり取りをDVDで観ており、Lac Combalの同じ場所だとわかった時は、テンションが上がり、
夜も更けた真っ暗い中、一人でそのやり取りを再現しながら走っていた。
ちょっと、おかしな感じになっている時間帯だった

Courmayeurの4Kくらい手前にエイドがあり、そこからCourmayeurの街明かりが見えた。
ようやく一区切りついたな、とほっとした気持ちになる
あと4K、街明かりすぐそこ。楽勝じゃんと思ったのが大間違い
当然のごとく、ここからは下り一辺倒になるが、このくだりが実に走りずらい。
林に囲まれた細いシングルトラックの下り。つづら折りが細かく、斜度が急。
乾いたトレイルは土ぼこりがすごく、かなりエネルギーを使ってしまった。
たかが4Kだったが、このような走り難い道を4Kというのは、ひどく長い‥。

それでもどうにかCourmayeurの街に降りてくる。
時間的には夜明け前。まだ街は寝静まっている。家々に囲まれた細い石畳の路地を
抜けてひた走る。細い路地ゆえにちょっと油断するとミスコースしてしまいそう。
前のランナーさんを見失わないように気をつける。
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またまたUTMB2011においてCourmayeurの街中を鏑木さんと競っていたマティアスという
ドイツ人が寄り道して顔を洗っていた水場を見つける。テンションあがる
写真撮る。
でもフラッシュたかなかったので、なんのこっちゃかわからない写真が撮れる(下図)
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そんなこんなしながらCourmayeurに到着。