※写真は「徳願寺」ではありません。念のため。
10月の月例100マイルは久しぶりのボッチ開催となった。
コース決めは、元来の不精さにより、未開のコースを考えるより、手近な日常のランニングコースを周回することにした。
自宅から1Kほど離れたところに農道がある。その農道を上がっていくと、山の中腹に「徳願寺」というお寺がある。「徳願寺」につながっている農道を、様々な方向に登ったり下りたりしていると8Kほどになるので、その周回を20周、累積標高は7,000ｍ。
特に考えることもなく決めてしまったが、周回にだってよい点はある。
・ 止めたくなったらすぐに止められる（良い点、かどうかはナゾ）
・ 何かしらの課題をもって100マイルに臨んだ場合、同じ状況を再現し続けるから、課題の検証が行いやすい
・ 思考能力が弱っても道に迷わない（少しだけ安全度合いが増す）
・ 知り合いに来てもらいやすい（何だかんだ、一人じゃあ不都合な部分も多い）
ちなみに悪い点
・ 気持ちが切れやすい（なにせ、すぐに帰れるから）
・ 油断しやすい（なにせ、よく知っている場所だから）
朝の6時過ぎに自宅をスタート。
すっかり涼しくなった農道を、いつものように走る。なじみ深い場所だけに、アスファルトの削れた箇所や盛り上がった箇所、苔が張り付いて滑りやすい場所など、おおよそは把握しているから、走りやすい。
先週、「KOUMI100」でペーサーをしたから、そこそこ疲れている。だから、最初から歩きを混ぜながら、ゆっくりと走る。
◆ 10周まで
走り始めは涼しかったけれど、徐々に気温は上がってくる。農道を下り切るとコンビニがあるので、2周に1度のペースで寄ることにしている。
だけど、今回は、休憩はしない。これが第一の課題。
なるべく休憩を減らして、タイムを短縮するとともに、レースに近い状況を再現したかった。
お昼頃、ウチの奥さんからフルーツの差し入れ（近いので）。
午後3時頃、疲れが出始めてきたころに、〇山さんが来てアイスをおごってくれた♪（ありがとう。“休憩なし”が建前なので、立ったまま5分ほどで食べた）
午後6時過ぎに半分の10周を終了した。およそ12時間で50マイル。
先週からの疲れが残っている割には、いいペースじゃないだろうか？
◆ のこり10周
最近の午後6時は暗い‥。町の近くの農道とはいえ、山肌に沿った道だから、当然暗い。
ちなみに自分は怖がりだ。
霊感は無いと思うが、出ないと思っていたものが出てきたら当然驚くし、それが、わけのわからないものだったら、当然怖い。
そのため、夜間走には、伴走を頼むことにしている。今回も誰かれなく伴走をお願いし、来るとの言質も得たつもり。しかし来ない‥。
そのうち雨が降ってきた。今回、雨は降らないと思い込んでいたな～。でも降ってきた。
雨が降る夜に、勝手企画にわざわざ付き合ってくれる人がいるのかな？
7時、8時、9時。来ない‥。その間、皆を「裏切者～」、と悪態をついてみたり、「いやいや、皆さん事情があるのでしょう。一度でも来てくれると考えてくれてありがとう」などと、感謝してみたり。一人でいて、寒くて、しかもそこが、暗がりだとロクなことを考えない。
ようやく、10時くらいに〇松さんが来てくれるとの連絡があった♪
あ～ありがとう〇松さん。しかし、その直後から、なぜか雨脚が強くなる‥。〇松さんと走るときって、なぜか雨にたたられることが多い（と、早くも感謝の心を忘れるオレ）。
ともかくこれで勇気百倍！
そのうち、〇田さんも参戦（1周のみ）。大勢と走れるって素晴らしい（怖がりだから）♪
しかしながら、雨はおさまる気配がない。持参した雨具も中まで水がしみ込んできた。
＜油断その1、てかこれが全て＞防寒具ほぼ持たず
雨が降らない、そんなに寒くならない、という安易な思い込みから、アームカバー以外の防寒着を用意していなかった。
夏でも来ているファイントラックの「スキンメッシュ」すらも着てこないとい油断ぶり。
本格的に寒くなってきたので、15周目にして初めての休憩。温かいものを食べて、暖をとるも、コンビニを出たら、すごく寒い。たまらず再びコンビニに入り、4月「日本平100マイル」以来のコンビニ雨合羽を投入する。まさか、再び雨合羽に頼ることになろうとは‥。
でも、これがてきめんに温かい♪
気を持ち直して、さらに走る。
夜中の3時頃、コンビニにいると（カラダが冷えておなかを壊し、強制ピットイン）、〇井さん登場。
「遅いっ！」という前に、「こんな夜更けに、よく来る気になったなぁ」という、ナゾのモチベーションに感動。
その後、ヒデさんも登場。（こちらも、ナゾのモチベーション）
人数も増えて和気あいあい。夜も明けてきたし、残りの周回もわずかで、ちょっと気持ちも持ち直した。
大きくペースを崩すこともなく、午前9時半ころゴール。
速くはないけれど、終始イーブンペース。雨で体調を崩さなければ、もうちょっとましな展開だったかな？
まぁ、自業自得なのだけれど‥。
雨に濡れた時の寒さに関しては、いろいろと考えさせられた。4月「日本平100マイル」の時も、同じことを考えたのだが‥。
※実際の徳願寺にはかわいいアヒルもいます。（たぶん10羽くらいはいる）
※捕捉
let's徳願寺は「let's豪徳寺」という昔の少女漫画にあやかって。三田寛子主演で映画にもなった。これに気付いた人は、まぁまぁの年齢です。
