ほぼ年に一度のテント泊

2週間ほど前の話。
一応、カラダへの憂いも無くなったので、ほぼ年1回のテント泊に行ってきました。
テント泊への欲求が年一回ほどのボリュームしかないのと、テントや大きなザックを買ったからには、せめて年一回くらい使わないとMOTTAINAI、との理由から。

行先は「櫛形山」。今年の春にトレイルランニング形式で行ったとき、広々としたテント場ときれいな避難小屋&トイレがあり、その割に人もいなさそうだった。前回の記憶も定かで安全度の高そうなトレイルならば、いつもの3名でも大丈夫かな。

11月ということで氷点下も予想されるため、防寒設備をしっかり。そしてお酒もたっぷり‥。
結果、新調した40リットルのザックがパンパンになり、重量も約10キロになる。UL(ウルトラライト)を目指すボクとしては重過ぎるな(実際重かった)。

◆ 登り
「県民の森」からスタート。中尾根登山ルートを登る。「県民の森」は伊奈ヶ湖に映された紅葉がきれい。
案の定、普段持ちなれない重量の荷物は重い。念のためストックをもってきて良かった。
他の2人もザックがパンパンで重そうだな。
登りながら、氷点下のテン泊に不安を抱く〇井くんが避難小屋泊を提案する。ボク以外の2人はワンウォールのテントで寒さに耐えきれないと思ったようだ。
<大きさ&居住性>  〇井<〇ッチー<ボク
登るにつれ落葉樹が多くなってくるが、紅葉は終わってしまったよう。けれど天気が良いので眺望OK。

◆ テン場到着
テン場に到着。早速避難小屋には先客のシュラフが2つ。避難小屋は広いので、少し離れたところにシュラフを広げて場所を確保し、軽装で山頂を目指すことにする。
櫛形山と裸山の山頂に行く。南アルプスが良く見える~。「あれは‥多分北岳」、「多分‥聖岳?」というフワフワした会話を繰り広げそそくさとテン場に帰宅する。

◆ テン場にて
テントを張る必要はないので、お酒とご飯をもって避難小屋の外に出、宴会スタート。ボク達以外にも10張ほどのテン泊者がいた。
たくさん食べて飲んで避難小屋に戻ると、先客のハイカーさん2人が飲んでいる。トレイルランニングに興味があるらしく、お話をしながらさらに痛飲、その後、記憶の彼方で就寝したよう‥。

◆ 就寝状況
避難小屋で寝たせいか、寒さを感じることなく寝ることが出来た。よかった。ただ床が硬いので寝苦しく、眠りは浅かった。

正直、まだテント泊やら山行の楽しみというのは分からない。憧れはある。
大自然に浸りきるほど感受性も強くなく、孤独を楽しむ方法は山だけではない、とも思っている。そもそも山中での孤独の満喫方法は少し怖い(暗闇とか得体のしれない動物的な何かとか)。
山での経験が自分の成長につながるということもあるだろうが、それは走ることでも同じだし。
あと、山行後の洗濯、後片付けも面倒くさい。
もちろん楽しいしきれいな景色を見れば感動もするが、山以外で過ごす時間を凌駕するほど山が好き‥というわけでは無い、くらい。
そして少し厄介なのが、のんびり歩く、という行為が中々なじまない。緩やかなアップダウン、気持ちの良いトレイルはつい走りたくなってしまう。
結局、セッカチで面倒くさがりで自然と一体になれないビビリな性質のせいということで。