2022球磨川リバイバルトレイル ~⑦A6エイド(141K)からゴールまで~

シーユーユー | 日奈久温泉

明るくなるちょっと前にA6エイドに到着する。
ここからは小さめな山を3つ登れば最後のエイドに到着する。最後のエイドからは平坦なロードだから、もらったようなものでしょう♪

あれこれ準備していると、スタッフさんか他のランナーさんかから「最後の山は、標高は低いけれどハードだ」みたいな声が聞こえた。
当たり前だが、簡単には行かないよねー。

しばらく走ったら舗装路の登りに入る。ここまでも山の登りは舗装路と林道が多かったから、これが1個目の山かな?
とはいえ、登っているから3つの山の一つに登っているとも限らないな。
ただの登り勾配のユルッとした起伏なだけで、高低図に示された山の登りはこれからかも‥。
疲れからか、すっかり疑心暗鬼になりながら進む。

ロードを登って降りた。結局、これ一つ目の山?
2つ目の山は3つのうちグイッと標高が上がる。
ロードを走った後、トレイルを登る。意外と大変じゃなかったから、実はこれが一つ目の山?
次の山に登り始めると、レース関係者が設置してくれたであろう応援ボードがいくつか目にすることが出来る。

そこには「最後の山は361mだけど‥」というボードが★
おおーっ、じゃあ、これが3つ目の山♪最後の山♪
俄然元気が出た。ここは鼻呼吸を止めて最後の追い込みをかける。
ゼーハーと口呼吸をしながら、必死に登る。
エイドで聞いた通り、中々のハードっぷり。

ようやく登りきると、町が一望できる。やっと着いた~。
一応の目安にしていた32時間には間に合うか、と時計に目をやると‥電池切れ。
スマホは出すのも面倒だから、もう時間を気にせず進む。

山を下りて、長いロードを進むと河川敷沿いのA7エイドに到着。
ここから約15キロのロードを走る。日も上がり、気温も上がり、無事、手の感覚も戻って、あとはちょっと走ればゴールじゃん。

と、思ったところ、このロードがひどく長い。
時計が電池切れしているからわからないが、必死に走っていてもキロ7分くらいかかっているのではないか?いや、もっとかかっているかも?

ゴールは「日奈久ドリームランドシー」。
何やら、どでかい施設っぽい名前。
大きな建物と広大な敷地。遠目に見ても、それと分かりそうな施設っぽい。
でも、いつまで走っても、そんな施設は見えてこない。

ひょっとして15km=永劫という意味か?
自分は永遠に走らされるのか?
オレ、悟りが開けるんじゃないか?
などとモンモンと考えながら走っていたら、誘導の警備員さんがいて、「残り1km」とのお言葉。

結局、広大な敷地はあったがそれと分かる高い建物がない「日奈久ドリームランドシー」に到着。
ゴールした~♪ タイムは30:27:51。順位は12位
覚悟ない、準備ない、体重増量中の割によく頑張った。

先着してゴールしていた山〇くんと大会が用意してくれた温泉に行く。温かいって素晴らしい‥。
カラダ中痛い。なにより足の両親指が見事に死亡。林道や山の下りで何度か石にけつまずいたから、そのせいだと思う。
鼻のかみすぎ、ふきすぎでヒリヒリする。(鼻の下の皮、むけてた)

その後、日奈久温泉駅から電車を乗り継ぎ、無事熊本駅周辺のホテルにたどり着くことが出来ました。