2022球磨川リバイバルトレイル ~⑥A4エイド(100K)からA6エイド(141K)まで~

下りきったらA4エイド。

エイドに到着したら、やることがいろいろある。
ジェルなどのゴミを捨てる、ジェルを前ポケットに詰め替える、状況に応じて必要なウェアの出し入れetc‥
いつもは、疲れもあって忘れてしまう作業も多い。特にゴミ捨て。ゴミ捨てを忘れて次のエイドまでゴミでパンパンに膨れ上がったランパンで走らなければならなくなる。
今回は、スタッフさんがあらかじめごみ回収の声掛けをしてくれて、その都度捨てさせてもらうことが出来た。
こういう、細かい配慮、好き♪ありがとう。

それにもかかわらず、ウェアの出し入れは怠った。これがミス②。
基本的にはランシャツの上にレインウェア、下は半パンで走りとおしたが、夜間はまぁ、寒いっ!
低温である上に、山パートは風がとても強く、体感温度は‥。
個人的にはマイナス5℃くらいはあったんじゃないかと思う。
「寒きゃ着ろよ」とも思うのだが、意外に元気だったせいか、走っている間は耐えられてしまった。
「じゃあ、問題ないジャン」とも思うのだが、「あれは着なきゃダメなやつ」と今さらながら感じる。

寒さによるパフォーマンスの低下はあっただろうし、気持ちも萎えた。そして、滝のように垂れる鼻水。
そして、完全に感覚の無い手指‥。ウェアよりこれが困った。
手指の感覚が無いから、ジェルを取り出すのも一苦労だし、取り出しても開けることが出来ない。

手がかじかんで感覚がなくなると、指が膨れたように感じることがある。
今回のマヒは特別感があり、手のひらに人差し指を入れるように握ると、ドングリ~栗レベルの何かをつかんでいる気がした。
凍傷にかかったことはないが、凍傷になる過程なんじゃないか?と不安になったほど。
カイロを持ってこなかったことが悔やまれる。

唯一の救いは、持参した「アミノバイタルパーフェクトエネルギーゼリー」がキャップ付きだったこと。
これならかじかんだ手指でも開けることが出来た。

そんなこんなで、夜間はつらい。コースも分かりづらく稜線上は直登、激下りのパートも多かった。
100kmを過ぎたあたりから、登りでの鼻呼吸が苦しくなってきた。
だけど、止めてしまったら、それはそれで苦しくなるだろうから、登りは口呼吸も混ぜつつ、鼻呼吸は維持する。
そして、垂れる鼻水‥。