ULTRA01XT~⑤後半

◆ 後半
123kmのエイドGIRONに到着。取り敢えずエイド内にあるマットに横たわる。

本人ではないが、まぁ、こんな感じ。

ハンガーノックな状態を何とかしなければならない。気分が悪くてジェルが受け付けないので、コーラをがぶ飲みする。1リットルくらい飲んだかな?その後、横になって就寝‥zzz。
30分くらいで起きてみたら、カラダのしびれは収まった模様。起き上がって色々食べて、出発した。
当初24時間くらいでゴールできたらいいな、と希望していた。午後6時にスタートしたから、明るいうちにゴールできる。だけど、こんな状態だと、いったい何時にゴールできるのだろう?真夜中?いや、翌日?
しかも、次のエイドまではレース中最高標高まで登らなければならない。

おそるおそる走り始めたら、意外と走れる♪。登りは相変わらずだけれど、下りは問題なし。先ほどの休憩が奏功したらしい。
そうはいっても、補給はあまり取れず、したがってペースも上がらない。緩やかな登りの林道が続くため、徐々に標高は上がっているけれど、最高地点までたどり着くにはある程度の急登も覚悟しなければならないだろう。たしか最高地点には給水場があるはずだから、そこまでの辛抱‥。しかし長いな、距離は‥?GPSウォッチは充電が切れそうだから、ログを止めてしまって分からない‥。何時間かかるのやら‥。
などと、一人でぶつぶつ言いながら走っていたら、町へと降ろされた。いったん下らされて、それ以上に登らされる‥の?
そこでやっとエイドに到着。しかし様子がおかしくて、食べ物もあるキチンとしたエイド。どうやら、いつの間にか最高標高地点は越えて、次のエイドに到着したらしい♪
そうなると、これが最後のエイドとなり、あとはゴールするだけ♪(最高地点の給水場はどこへ?)(ロストはしていない)
気分を良くして、ペースを上げて駆け下る。でも登りは相変わらず。でも最後だから頑張ろうと、ゼーゼーしながら登っていると、前からイケメン兄ちゃんが降りてきた。何やら話しかけてきたので、分からないなりに聞いてみると、コースが違うらしい‥。一緒に間違えた数人としばらく下ってみると、立派な林道から脇道へちょろっとだけマークがついていた‥。ちぇっ。

その辺りで、どっと疲れが増して、登りはさらに遅く、下りは足の痛みでペースダウン。タイミングの悪いことに下りは石や岩の割合が多くなってきて、走りづらい。

ラストスパートするでもないけれど、怠けることもなく、それなりにちゃんと走り、オヨナの町に降りてきた。
街中を通ってゴールのあるラグビー競技場まで走るのだけれど、町を上げて大会を盛り上げているわけでもなく、リュックを背負った、ランナーが通り過ぎていく、だけのそっけなさ。
ゴール近くまで行くと、徐々に応援してくれる人が増えてきて、気持ちよくゴール。
最後にゴールに設置された大きな鐘を叩いて鳴らしておしまい。
UTMFでグザビエのサポートをしていて、今大会でもスタッフをしていた方が、しきりと手の指を「8本」立てて、何事か言っていた。後で、「8位だよ」と言っていることが分かった。リレーや80kmの部が入り乱れていて自分の順位なんてまるっきりわからないし、後半のグダグダを考えれば30~40位くらいじゃないかな?って思っていたから、「8位」って意外。そんなことならもうちょっと上手に走ればよかったなぁ、とも思ったけれど、そう上手くいかないのが100マイルだし、ボクという人間性。まぁ、しょーがない。

こんな風に鳴らす。ちなみにこの方、ソロの部一位の方

一時は、目標タイムを大きくオーバーして暗闇の中のゴールになるかと思ったけれど、終わってみれば目標タイムより30分ほど遅れただけ。あれだけペースダウンしたのに?もしかしたら、事前に考えていたペース配分が間違っていたのかなぁ?(未確認)

しばらく、ラグビー場の芝生でぐったりし、ホテルに戻った。エネルギーが足りていないのは十分にわかっていたけれど、食欲なし。むしろ気持ち悪くて、リバースしてしまった。ゴール後で良かった~。
そして、そのままご就寝‥zzz。

最後のエイドの町にて、結婚式だったのかな?ステキです。

ゴールした後に、もらえるご飯(お弁当?)。当日は食べられなかったので、翌日の朝ごはんになりました。