ONTAKE100マイル ~③二周目~

■ 引き続き2周目へ
余分な距離を走ったとはいえまだ序盤。
ペースは今のところ安定している。
1周目を走り切って松原スポーツ公園に戻るも気持ちの整理はついていない。
しかし、明け方4時に止めても、どこにも行く当てがないのもあり2周目に進むことにする。
もしかしたら、気分を持ち直すかもしれないし。
しかし、やっぱりというか、もう?というか脚が痛くなってきた。大腿四頭筋
これだけペースを抑えたのにもう痛くなった?これ以上遅くしたら完走できないよ?
これから先、何度か走るであろう100マイルにも対応できないじゃん。

■ 嫌になる
登りに差し掛かる。1周目と変わらないペースで走ってはいるが疲労感もある。
1周目より圧倒的に登りが長く感じる。やっぱり疲れているな~。
1周目で間違えた分岐を恨みがましく見ながらエイドに到着。
エイドを過ぎて90キロ地点に差し掛かったころ疲れと嫌気がピークに達する。
これまで脳内にひたすら流れていたピッチ練習時の音楽で気分が悪くなってきた。

想像してみよう。12時間、フーファイターズやグリーンデイやメタリカが頭の中を流れ続けていたら(もうちょっと大人しい曲もあったけれど)気持ち悪くなるでしょ?

これまでほとんど走り切ってきたけれど、もうダメ。
「もうダメ」って思い始めたらもうダメ。
歩き始めて、大腿四頭筋が余計に痛くなって、さらに走れなくなって。

■ 関門時間
長い登りが終わってようやく下りに入る。下りも長いけど。
でも下がり切ったやる気との相乗効果で脚の痛みが増していて、下がり切ったやる気が脚の痛みに耐えてくれない。
「そういえば関門時間って何時なんだろう?」完走する気持ちがあるか無いか以前に関門オーバーという可能性もある。
すれ違ったランナーさんに関門時間を尋ねる。12:00とのこと。
時計を見たら後40分。その方は「まだ十分に間に合いますよ~」と言ってさっさと行ってしまった。
確かにここからまともに走れば十分間に合いそう。
だけど、まともに走るにはなれない。むしろ関門時間オーバーのほうが、あきらめがついてせーせーする。
もうネガティブシンキングが止まらない‥。
その後も何人かのランナーさんが頑張って走っていく。
やる気がある人とない人では勢いが違う。
みんなエライな~。それに引き換えな~トホホ。

■ 終わり
結局、ペースを上げることなくのんびりと走って関門オーバー。

■ なんでだろう?
コース間違えは致し方ないにしても、この疲れ具合はどうだろう?かなりペースを抑えて走ったが過去出場した時に比べてもそれほど変わらないくらいの疲れっぷりな気がする。
これでは今後あらゆる100マイルレースでも完走はおぼつかない。
補給?給水?テーパリングの失敗?ピッチ走法の影響?加齢?
帰りの道中色々考えるも明確な原因はわからない。原因が分からないからこれからどう対処してよいかもわからない。
分からないから、取り敢えずピッチ走法を身に着けることを優先しよう。