2022信越五岳トレイルランニングレース②

■ アパリゾート~黒姫(101km)
 しばらくはいいペースで走るが、なにやらお腹が痛い‥。コース途中の公衆トイレにピットイン。
暑さに備えて、意識的に水分を多くとっていたけれど、それが悪かったかな?
この時点では大事になることもなく、無理のないペースで走り続ける。
青少年自然の家で、先行していた〇井くんと遭遇。ボクより速い〇井くんに会えるんだから、悪くない展開か?
このエイドを過ぎた位で夜が明ける。ここからは登りの厳しいスキー場に向かう。
ここの登り嫌いなんだよなぁ。近頃ピッチ走法の習得ばかり頑張っていたから、トレイルなんてほとんど行かなかったんだよなぁ。
などと、自分に言い訳しながらメチャ遅く登る。

ようやく登りきって、下りに差し掛かったあたりで、再びオナカやばいよ問題。頑張れオレ。
エイドの「池の平スポーツ広場」に到着。トイレに直行。

どうしたオレ?水分の摂りすぎもあるけれど、これはひょっとして‥
用意した粉飴の賞味期限が関係あるかも?分からないけど。
賞味期限➜2021年3月‥‥‥1年半前のモノ
1・年・半・前・の・モ・ノ・!?
ついついMOTTAINAI精神で使ってしまった。見た目サラサラだったし‥。
※おまけに以前の「2019信越五岳」の記事を見たら、その時もMOTTAINAIって言っているし(進歩なし)

その後、エイドを出るも、早々に「オナカやばいよ」に見舞われる。
こうなると、頭の中はトイレ問題でいっぱい。
大人として粗相だけは避けなければっ!
いざとなったら、人目につかないところで‥。

分かる人は多いかもだが、用を足すことのできる人目につかないところを探すのって神経=体力を使う。
出来ればちゃんとしたトイレに行きたいから腹痛を我慢するのも神経=体力を使うし‥。
そんなこんなで、挙動不審な行動をしながら走っていたら〇ッチーに抜かれた‥。

■ 黒姫~ゴールまで
暑くなってきた。
たびたびのトイレで体力が削られた。
普通に疲労が出てきた。
次の「オナカやばいよ」への覚悟に疲れた。
つまりは、すっかり厭戦ムード。

「オナカやばいよ」が怖い➔補給もままならない➔エネルギー切れも怖い➔補給をする➔「オナカやばいよ」発生➔トイレガマン、の無限ループ。

歩く場面が多くなり、完全に負けパターン。こうなると、次は「途中で止めちゃう=DNF」という展開になる。だけど、こちとら、トイレ問題で頭がいっぱいのため、止めるなんて二の次だった。

その後も、無限ループは続き、全てのエイドでトイレに駆け込む、というパターンを繰り返す。

補給もままならずどうにか最後の林道のエイドまでたどり着いた。
ここまで来れば、多少のエネルギー切れでも最後まで行けるだろう。
無補給、無給水で軽快に走るっ!おっ、走れた!?「オナカやばいよ」でセーブしまくったせいか軽快に走ることが出来るじゃん♪
“終わり良ければ総て良し”の展開だったが、最終区間の距離が伸びていることに途中で気付き(アホ)、致し方なく粉飴と水を補給する。
案の定、「オナカやばいよ」発生、おまけに、とばしたせいか気持ち悪くなってきた。
それでもあまりペースを落とすこともなくゴール。
28:09
ゴールの感動もなくトイレに直行。レースを通じ粗相をすることなく、ある意味自分に勝った。うれしくないけど。

■ 良かったこと悪かったこと
ペース自体は悪くなかった。トイレに行くまでは‥。
胃薬、消化力をサポートするサプリ、カフェインは計画的に摂取。これは良かった。
期限切れの粉飴はとらない方がいいかもしれない。
柿ピーは口の中がパサパサになるから、お勧めしない。
どんなに疲れても無限に食べられると信じていたアンパンは、序盤で食べなくなった。てか、疲れてくると食べたいものなんてない。(果物だけは最後まで食べられた)
エイドに用意されていた飲み物は「水」「コーラ」「クエン酸」たまに「麦茶」➔足りない。「麦茶」は全エイドに欲しい。個人的には「オレンジジュース」「カルピス」が欲しい。私設エイドの「しそジュース」、最後のエイドの「ジンジャーエール」はうれしかった。という個人的感想。
最終区間の気分の悪さは、ゴール後のリバースで終息。

■ 今後
補給について見直す。今回のレースを通じ驚くほど補給量が少ない人たちを見た。
普通に考えるとエネルギー量の収支がまったく一致していない。結果的に自分も全然足りていなかったが‥。
口にいれる補給の量を少なくすれば胃腸トラブルの多くは未然に防ぐことが出来る。
一時、糖質制限を行っていた時は、そうしたメリットも考えての上だったのだが、改めて考えなおそ。

聞くところによると、今回は気温が高かったためか完走率が低かったらしい。
自分は別問題で気もそぞろだったので、あまり暑さを感じなかった。風も吹いていたし。
まぁ、何はともあれ、連発していた100マイルDNFもストップすることが出