お堀24耐

本来ならば東京オリンピックが開催されるはずだった4連休。
ライブ観戦の魅力よりも、人混みのやるせなさと皆で過剰と思えるほど盛り上がる空気感が苦手なボクはテレビ観戦の方が性に合っているので、オリンピックが開催されたとしても普通の4連休だった。

まとまった休みが手に入ると超長距離を走りがちないつもの3名で「お堀24耐」を開催しました。
24耐“という性質上、今回は各々のペースで走ることになる。
ボクは、誰かがいると、疲れたアピールをしたがるので適度に放置されるくらいでちょうどいい。
でも、1周1.6キロの周回コースだから、何度か顔を合わせたりする機会もあり、結局、疲れたアピールをしていたけれど。

朝の10時にスタート。
当初はキロ6:00ほどでひたすら進もうと予定するも、開始直後で元気があり予定のペース維持がままならない。なので5:50前後で進む。

天候は曇り。ここのところ続いた雨の予報は無し(ホッ)。ただし、湿気は多いし気温もそこそこ高い。
補給は粉飴を水で溶いたもの(500ml)を1時間半で摂取し、足りない水分は自販機のジュースで補うという戦法。
し・か・し!暑いな~。心頭滅却しても暑いな~。定期的にカラダに水をかけるけど暑いな~。
当初は粉飴+ジュースのみで24時間過ごすつもりでいたが、開始から4時間ほどして我慢の限界が訪れコンビニに向かう。アイス美味しい‥。
「冷たいものなどなくても耐えられる!」と思っていた4時間前の自分は間違っていたことが分かりました。

8時間ほど経過すると、だんだんと休憩も多くなり、ペースも落ち気味になってきた。
引き続き暑くて、暑さを紛らわせるために水をガブガブ飲んだりして、いささか気分が悪くなってきた
コンビニ行く➔アイス買う➔ついでに凍ったペットボトルも買う➔冷たいのサイコー♪➔(たぶん)消化吸収力弱まる

日が落ちて夜を迎えたが、しばらくは気温が下がらず、相変わらずの苦戦が続く。
ペースもキロ6:30くらいになってきた‥。

他のメンバーも同じくらいで走っているせいか、1.6kmの周回コースの割には出会うことが無い。

夜も更け、お堀を走るランナーはいよいよ3名だけとなる。
夜中の駿府公園など普段は行かないし、人通りもクルマ通りも少なくなったから、数少ないながらもコース上に存在する人が気になってくる。

その1. 大声で熱唱しながら自転車をこぐ男性
その2. 2時間ほど続いた軽自動車同士のナンパ(だと思う)(絶対、脈なかったけどしつこかった)。
その3. お堀端に住んでいると思われる白猫に餌をあげてひたすら話しかけるおばさん。(鯉やカモに食パンを上げる年配者も多数)
その4. 公共の水飲み場で大量に洗濯をするおじいさん。
etc‥(中には夜中じゃない人も含まれています)

途中ハンガーノック気味になったのでおにぎり(初めての固形物)、アイスを食べて、事なきを得る。

一応、100マイルを一つの区切りとして考えていたから、途中からは10キロ進んでコンビニ休憩、を繰り返し、ひたすら耐え忍んだ。7時過ぎころようやく160キロ到達♪

しばらく休んで、あとはユルユルと走ったり歩いたりを繰り返した。〇ッチーが160キロに到達したところで終了。まだ9:30だったけれど、完全燃焼する気もなく、またこの後の打ち上げによるスパイラルなダメージのことも考え、早々に撤収。

汗を流した後、眠ることなく打ち上げに突入したが、こちらの方がきつかった。眠すぎて話した内容をあまり覚えていない。約6時間で限界を迎え、どうにかお願いしてお開きにしてもらう。こういう時、〇ッチーはまるで眠くないらしい。どういうこっちゃ?

今回はコロナ禍という状況でもあり、当企画についてはごく一部の人にしか知らせていなかった。途中、わざわざ付き合っていただいた〇松くん、ヒデさん、どーもありがとう。