夜通しラン~AR2~

久しぶりに「夜通しラン」をやろうと思い立った。
そこにタイミングよく「AR2をやらないか?」というお誘いがあり「夜通しAR2」を行うことになりました。

※AR2とは‥
静岡市にある竜爪山を通過するトレイルコース。一周約40km、累積標高2,500mを2周する。
ちなみに「AR4」は4周で100マイル。

夜の9時に静岡駅に集合。メンバーは〇井くん、〇ッチーのいつものトリオ。
12月という季節がら、走り出しは寒かったけれど、やがて暑くなってきた。
今夜は寒い、と覚悟して履いてきたオンヨネのタイツとシェルのパンツを脱いでランパンになる‥。

寒い時期はレイヤリングについて毎回悩む。寒いのは嫌いだけれど、厚着をして汗をかくと汗冷えして、それもつらい。
冷気をある程度はじき、かといって暑くなりすぎずサラッとした着心地のウェアってないものだろうか?
ちなみに‥
<冬に欲しいもの>
全然汗冷えしないウェア
冷え性のボクでも安心の手袋。でも温かいだけでは不十分で、暑すぎても困る。
装着してもかゆくならないバフorイヤーカフ

着替えをして、改めて走り出す。だけど標高が上がるにつれて気温も下がり風は冷たさを増す。結局のところ、気象条件や、自分自身の体調・運動量が刻々と変わっているわけなので、常に快適なレイヤリングというのは難しい。いや、ムリ。しかし、そんなサバイバルな状況に泰然と構えていられるほど強い人間ではないので、どうにかして快適なレイヤリングを見つけたい。
時々、ガサッガサッという大きな音。シカかな?こういう正体不明の音は苦手で、低くなった気温も相まって鳥肌が立つ。

山中では唯一の補給場となる「穂積神社」に到着。ここには自動販売機があるのだが、故障していたり売切れ商品が多かったりする中々のドッキリマシーン。
この時もあたたかい飲み物はもちろん、ほとんどの飲み物が売り切れとなっていた。汗のかかない季節ならさして問題でもないのだが、夏にこの状態となると生死にかかわるので、勝手ながら自販機の補給はマメに行っていただきたい。

穂積神社を出発して竜爪山を下りたところで〇井くんがヒザ痛を訴えてきた。彼は来週フルマラソンを走る予定があるのでこれ以上無理をさせるわけにもいかず、途中離脱。その後、夜中の3時から2時間かけて家まで帰ったそう。

というわけで、このあとは〇ッチーと2人で進むことになる。お互いに暗いところが苦手で、ケモノの気配がすると2人で「ビクッ」となる。そんな2人では心細いが致し方ない。
夜明け前の寒い中進んで1周目が終了。思ったより時間がかかった。

予定ではお昼に終わって、ビールを飲んで、そそくさと解散、という予定だったから、少し先を急ぐ。
幸い、疲労はほとんどない。

2周目に入りしばらくすると夜が明けてきた。明るくなればトレイルも見やすくペースも上がる。
しかし、穂積神社に到着したところで、さほど好調なペースでないことが判明。ビールを飲む時間が無くなると、ブーブー言い出した〇ッチーをなだめすかし、さらにペースアップ!
夜、あんなに寒かったのに、ペースアップした昼間は暑い‥。やっぱりレイヤリングって難しい。

でも、おかげで体が温まったのと、到着時刻厳守のプレッシャーからかその後は順調にペースを上げてゴール♪
無事においしいビールを飲むことが出来た。

今回はレイヤリングについても考えたが、補給についてもちょっと試したいことがあり、出来るだけ無補給で走ることにした。結局10時間60キロくらいのところでカラダに力が入らなくなって、「トレイルミックス」を補給することになった。80キロくらいならいけるかな?と思ったのだけれど‥。