UTMF観戦~日曜日

◆ 日曜日
夜中3時くらいに〇松くんゴール。彼も内臓をやられたらしく、後半はほとんど歩いていたとのこと。
やっぱ、大変だね、100マイルって。
宿に帰って、ようやく就寝。

朝起きて、会場に足を運ぶと、ランナーが次々にゴールしていて、大いに盛り上がっている。
知り合いの何人かもゴールして、その都度、にぎやかさを増してくる。

この3日間、天気にも恵まれて、日中は日差しが強くて暑いくらい。今までで一番の好天だったと思う。

やがて、閉会式。
年代別表彰、最後のランナーの出迎え等が行われた後、総合の表彰。
我らが(もう“我らが”って言っちゃうけど)〇原さんが総合で表彰されました。
速いのもスゴイけれど、おそらく並大抵の精神力では到達できない場所に行くことが出来た、という事実がうらやましくもあり、刺激される。

〇原さん以外に、お知り合いの方が年代別で表彰された。ボクと同い年のアラフィフなのに40代入賞、総合でも10番台!?。彼にも大いに刺激を受けました。まだボクにもやることがあって、出来ることがあって、まぁ、そんなすごいところには到達できないのですが、「出来ることを出来る限りやる」余地はスゴ~くあるんだなぁ、と再認識することが出来たのでした。

◆ UTMFについて
大会そのものの影響力の大きさや、ロマンみたいなものは依然としてあるのだろうけれど、UTMFは色々な方面からの力や事情が働いて、毎年のように、形を変えていった。
運営する方々は一方ならぬご苦労があったのだろうけれど、少なくともボクの目には、形を変えていった変遷は、建設的向上というより、変節・妥協の産物に映っていた。そうした考えが、参加する意欲を失わせていたのかな、と思う。
そしてついには1周すらしなくなってしまった。だけど、今回は天候にも恵まれ、これまでの経験を生かしたであろう運営から、とてもスムーズに大会が流れているのを感じることが出来た。
ボク自身は1周にこだわる必要もないし、なんだったら富士山にこだわる必要すらないと思う。
フジロックフェスティバル」みたいに、富士山の見えないUTMFだっていいんじゃないかな、と。
でも、今回みたいにいつも富士山を見ながら走ることが出来るのは、とりわけ外国から来た方々には感動的で欠かせないファクターなのかな、と感じた。日常見慣れている静岡県民のボクですら感動的だった。

これからもずっと安定して大会が運営されるようになってくれればいいし、次回はボクも参加したいな、と思ったのでした。

※ボクが閉会式前に皆と話している頃、奥さんは会場でセバスチャンを見つけ出し、一緒に写真を撮ってもらっていた。結果的に、彼女も、大満足な観戦ツアーでした。