渥美半島ウルトラネイチャーラン2023 ~その②

◆ 前半
一応、事前の設定に従いキロ5:30くらいで走り出す。前後に人が多いからペースを乱さないように気を付けるのと、鼻呼吸で余裕があるくらいのペースを意識する。
田舎道を走って、お寺の参道?からトレイルに入る。頂上付近で第一エイドに到着。エイドにはパンやバナナなどがある。
大会直前に「マルチトランスポーター」について復習したから、ここはバナナを食べるべきなのだが、パンの方が食べたかったのでパンを食べた。
固形物を多くとりすぎるとおなかが重くなるから気を付けないと。でも補給はしたいし‥。

その後も各エイドでパンとシラスおにぎりとどら焼きを食べながら走った。どれも美味しかった♪
当然の雨模様で、早々にびしょ濡れになったが、意外なほど集中はしていた。

雨脚は強くなったり弱くなったりを繰り返す。風も強く、時折顔に当たる雨粒が痛い。フードをかぶったり脱いだりしながら体温調整をした。
序盤は寒さを感じたが、ペースが安定したのと、陽が上がってきたのとで、寒さは無くなった。

◆ 中盤
中盤から、海岸線に出る。天気が良かったらさぞかし青い海が一望できるのだろうが、実際はグレー一色の曇天と白波の立つ海。でもサーファー複数あり。
雨の中、合羽を着て100km走っているボクらと、荒天の海でサーフィンをしている人たちと、どちらがバカなことをやっているのだろう?どっちもか。
せっかく海沿いを走っているから「さよならオーシャン」でも歌いながら走ってみたりもする。若いころ聞いた歌って何となく歌えるんだよね~。

どうでもいいことをあれこれ考えながらも適当に集中して走っていた。GPSウォッチはラップを刻んでいるが、レインウェアの袖をめくってラップタイムを見るのが億劫なので、序盤にペースを確認してから全然見ない。
もう30kmくらい走ったかな?と思い、確認したら40kmを超えていた。
おお。いつの間にやらそんな距離に。集中しているからかな?疲れもまだなし。
そのうち、70kmコースを走るランナーを追い抜く場面が増えてきた。
コースは最初の30kmがエキスパートコース(100km)独自で、残りの70kmをチャレンジコース(70km)と同じコースで走ることになる。
配布されたゼッケンは1枚なうえに、みなレインウェアorビニール合羽を着ているためどちらのコースのランナーか分からない。
長~い海岸線だったが、ようやく伊良湖岬まで到着。ここでチャレンジコースに出ている某スポーツショップ〇井店長と遭遇。この大会に出ることは聞いていたけれど会えるとは思っていなかったので、よい気分転換になりました。

◆ 後半
ここから、メチャクチャ長いストレートな海岸線が続く。60kmを超えて疲れも感じられてきた。ペースも落ちてきた。しかも向かい風だしっ!
ここから最後まで苦しくなるかな~、と覚悟をする。別に覚悟を決めて限界まで出し切るぞ~っ!などと思ったわけではない。苦しくなるなぁ、嫌だなぁ、と思っただけ。
実際、この区間が一番苦しかった。だけどチャレンジコースのランナーさん達を追い抜いているおかげで気持ちが切れる、ということもなかった。
このあたりで、2度目のカフェインを摂取した。

メチャストレートでロングな海岸線がカーブを描き出し、ほっと一息。
エイドに到着するも、疲れで食欲もなくなってきた。そしてさっきのカフェイン余分だったな。少しだけ気分悪い。

あとはストレートじゃないけどメチャロングな海岸線をひた走る。チャレンジコースのランナーさんもだんだんと少なくなってきて一人で走る時間帯が多くなってきた。
自分の前に何人くらいエキスパートコースの人がいるのかな?もう、そんなに大勢はいないと思うのだが。

鼻呼吸がよかったのだと思うが、そのうちリズムよく走れるようになってきた。
ラップタイムも上がってきた気がする。ついに覚醒したかな?オレ、やるな。
※上がったつもりだったが、後でラップタイムを見返したら、上がっていなかった⤵。下がり続けることもなかったけれど。

まぁ、とにかくリズムよく走れた。あまりこういう経験はない。もう疲れも感じない。まだまだ走れそう。一緒に走る機会の多い〇ッチーがレース終盤で無類の強さを発揮したりするのだが、これがこういうことなのかな?まぁ、いずれ聞いてみるか。

リズムを崩したくないのと、距離が残り少ないから、最後の2つのエイドはスルー。順調に走っていたら、誘導スタッフの方に「残り〇kmですよ~」と教えていただく。ん?100kmに足りないな?雨天コースに変わったからかな?まぁ、何にしてもラッキー♪
順調に走り終えてゴール。ゴール地点ではギャラリーからのフラワーシャワー(っていうのかな?)で祝福されるといううれしいサービス。こーゆーのもイイね。

◆ ゴール後
疲れたは疲れたが、補給をきちんと摂取していたせいか、筋破壊のような痛みはなし。気分も高揚していてまだ走れそう。実際、3kmほど離れている駐車場まで走って戻ったくらい。
今回のように気持ちよく終われたのは珍しい。今後のために、是非この体験を覚えておきたい。きっと忘れるけど。
あと、シェイクドライ最高♪
最後まで着続けていたけど、暑くもなく寒くもなく終始快適でした。何やら製造中止になるようだけれど残念&買っておいてよかった