補給について~グランレイドカター編

今回の「グランレイドカター」はエネルギー切れの兆候がほぼ無かった印象。
正確にはこれまでよりマシ、といったところ。

実際予定していた補給カロリー数より少なかったし、それを摂取できていれば、もっとガンガン走れて、「人間機関車(ザトペックって知ってる?)」というあだ名を頂戴していたかもしれない。
予定摂取カロリー:粉飴2kg(7600kcalくらい) + エイドの食べ物 = 8500kcalくらい
実際の摂取カロリー:粉飴1.4kg(5000kcalくらい) + エイドの食べ物 = 5000kcal強くらい

予定より少なかった言い訳はある。
言い訳
1. マグネシウム摂取のために電解質微炭酸のタブレットを使用した。水に溶かして飲んだのだが、炭酸はゲップが出るので、飲み続けているうちに気持ち悪くなった。
2. 走っている時はリズムを崩したくないので、摂取を控えていた。自然、摂取機会が減って、摂取量も減った。
言い訳を踏まえた対策
1. 水分とナトリウム摂取は別アクションで行う。水は水、マグネシウムは塩熱タブレットなど。
2. 走りながらでも摂取しやすいように、ソフトフラスクの使用。(今回はペットボトルだった)

それでも、5000kcal程度で走れたことは一つの発見。
そしてこれはすごく腑に落ちたのだが‥
「元気があれば何でもできる」

補給が足りていると、実際に走れたし、気力の減退もそれほどなかった(それほどね)。
100マイルのような長距離走に限らず、スポーツの世界、さらに絞ると昭和のスポーツ世界はとかく精神の克己、自らに打ち勝つという面がクローズアップされて、ボクなどもバリバリ昭和世代だから己に打ち勝った自分を想像したいがために走っているマッチョな部分を少しだけ持っている。
しかし、これとてエネルギーさえ満ちていれば限定的には容易に乗り越えるための要素となりえるんじゃなかろうか?

少なくとも、今回は最後まで疲労困憊することもなかったし。補給さえ滞らせなければ、つまり元気の源が枯渇しなければ、いつまでも元気に活動できるのだな、と実体験を通して納得したのでした。