鴨川100マイル、のはずだった①

「鴨川100マイル」に参加しました。
結果は、見事な失敗。ここまでハッキリとした失敗はちょっと覚えがありません。
まぁ、ハッキリとした成功もないけれど。

■ スタート前の展望
鴨川の河川敷を行ったり来たりする今回の大会。
距離165キロ、累積標高約750m。ほぼ平坦なコース。
ペースを一定に保つことができ、同じところを走り続けるという、比較的自分向きなコースです。
目標は16時間くらい(当日まで160kmだと思っていた)。これまでの経験から、不可能ではないかな?と思ったのだけれど、今思うとどうだったのかな~。
キロ6分で達成可能なのだけれど、エイド間の休憩時間などを考えるとキロ5:40代くらいで走れればOKと予測する。

■ 当日~スタート前まで
天気予報は、今年一番の暑さになるとの予報。暑いのは嫌だけど、これまでに暑かったレースは何度も経験しているし、参加されるほかのランナーさんも同じ。いつもより水分補給には気を付ければ大丈夫。(大丈夫じゃなかった)
スタートが正午なので、早朝、新幹線に乗り京都へ向かう。
スタート地点近くの食堂でご飯を食べて、ちょっとだけ神社を観光したりしつつ、スタート地点で受付を済ませる。

■ スタート
地元のランニングクラブ?が主催するこの大会。カテゴリーは100キロの部と100マイルの部。全参加者数は50名程度の小さな大会。そのせいかスタートしたらすぐに先頭になってしまった。
ペースはキロ5:20代くらい。想定より速いな‥。でも楽に走れているし、落ち着いて来たらペースを落とすようにすればいいか。
川上に5km弱ほど上り、橋を越えて対岸を下る。しばらくしてさらに対岸を渡ってスタート地点へ戻り、そのまま川下へ3kmほど下ったのち、来た道を戻ってスタート地点へ。周回16.5kmを10周の165km。
川下は四条だか先斗町だか、とにかく活気のある河川敷を通ることになる。この時期は納涼床が設置されたお店が軒を連ねていて、人の数も多く、活気があって、その中を通るだけでも楽しい気分になる。
ランニングしている人も多いが、まさかここで100マイルレースが開催中とは思うまい。
河川敷を走っているだけあって、程よく風もあり、思うほど暑さは感じない。
さすがにどこかで疲れは感じるだろうけれど、しばらくしたら日が落ちて気温も下がってくるだろうから、それほどペースは落ちないと思っていた。この時は‥。


■ 40kmくらいまで
2周回したところで33km。暑いは暑いが、さほど苦しさは感じない。ペースはあまり落ちていない。
160kmは持たなそうかな?100kmは大丈夫だと思う。せめて120kmくらいまでは維持したいな。

などと考えていたが、しばらくすると脚にハリを感じ始める。ちょっと早すぎる気もするが、いったん疲労を感じた後、そのままペースを維持できるパターンも経験しているので、あまり深くは考えなかった。
でもそのうちに、ふくらはぎが攣りそうな感覚がやってくる。さらに股関節や内腿のあたりにも‥。
嫌な予感が漂い始める‥

■ 50kmすぎ
走っている最中に、靴底が地面を擦ることがある。50kmすぎのそんな場面に遭遇した際、ふくらはぎが攣った。たまらず停止&ストレッチ。
早いなぁ‥早すぎるなぁ‥まずいなぁ‥
その後も数度攣った後、腿・股関節付近も怪しくなってきた。コースわきに水道があったので顔でも洗って気分転換をしようと立ち止まった時に、両足のふくらはぎ・腿・股関節すべてが一挙に痙攣!立っていられずにコース上で大の字になり悶絶する。しばらく痛みとの格闘を続け、何とか走れるようになったが、脚は一気に重く感じだし、気力・意欲もどこかに行ってしまったのだった。