フルマラソンは苦手だ

フルマラソンは苦手だ。
何が苦手かというと‥
 それなりにつらいペースを保たなければならない。
 ランニングを行う人にとって最もポピュラーな速さの指標になる➔指標になるということは自分の実力とシリアスに向き合わなければいけなくなる➔速くなるためにはシリアスに練習しなければいけない。
 これまでの人生、シリアスな場面は極力避けてきた。
 おまけに、50歳台がタイムを向上させるにはますますシリアスにならなければならないし、どうすればいいか真面目に考えなければならない。
 これまでの人生、シリアスな場面は極力避けてきたし、何事も深く考えないようにしてきた。

イヤ、もう無理だろ。シリアス嫌いだし。
普通の50歳台はオナカ出てるし、42kmも走れないよ~。これだけ走れればもう十分ジャン。
などと、ココロの中で葛藤してみるが、走るからには「オオーっ」と思われるようなタイムで走ってみたい。でも走れる気がしない。
「オオーっ」という世界を見せることも見ることもできないのならばフルマラソンなどこの世に存在しない態で振舞っていればいい。
そんなこんなで、フルマラソンからは距離を置いていたのだが、話の成り行き上、「島田大井川マラソン」出ることになってしまった。

心ならずもエントリーまでしてしまった。気乗りのしない大会に出るために1万円‥。以前に出た時より値上がりしているし‥。

しかし、考えようによっては苦手なことに目を向ける良い機会なわけだし、ここは覚悟を決めて頑張ろうかな、と自分自身を鼓舞するのだった。